総長様はご機嫌ナナメ 〜裂空VS獄炎〜



――ガッターン!!


という大きな音と共に、講堂の扉が勢い良く開かれた。



『「っ!!!?」』



その音に驚いた私達は、咄嗟にお互いの身体を離す。


そのまま息を詰めること数秒……



「んー。やっぱ今年もいたね?

僕の言う事を聞かなかった、悪い子達が」



黒い笑顔を浮かべた一人の男が、私達の方へゆっくり歩いてきた。



< 58 / 295 >

この作品をシェア

pagetop