君にあえて
‐‐一般人の私と芸能人な君‐‐
君。
「たくさん服買ったー♪」
両手に持っていたショップの袋をベンチにおきながらいった。
「てか、菜桜買いすぎ!」
瑠夏が笑いながら言う。
「えーだってセールなんだもん!」
頬っぺたを膨らませながら買ってきた服の袋をいじる。
「まぁねー…あ、もうこんな時間だよ!」
携帯を開いた瑠夏が言う。
私も急いで携帯を開く。
時刻は1時47分
1時過ぎてるー!
「通りでお腹すくと…」
お腹を抱えながら言う。
「なんか食べますかッ!」
瑠夏が椅子から立ち上がって言う。
「ウンッ♪」
私も続いて立ち上がる。
「んー…どこで食べる?」
瑠夏が振り向きながら言う。
私達は食べ物街を歩歩いていた。
「どうしよっかなぁ…?」
どれも美味しそうだからー…
「アッ!!」
瑠夏がある店を指差しながら言う。
「あの店行く?」
瑠夏の方に駆け寄りながら聞く。
「うん。あの店ケーキが美味しいらしいよ♪」
こう見えて瑠夏はケーキが大好物だ。
「ホント!?じゃあ、決まりー♪」
私達は店に入っていく。
ガチャッ
『いらっしゃいませー!』
元気な声が聞こえ、店員がくる。
「2名様ですか?」
「はい。」
瑠夏が店員の対応をする。
私は店員とかに喋るのが苦手だから…
「菜桜行くよー」
瑠夏が呼ぶ。
店員が席を案内してくれるのだろう。
「まってー」
瑠夏に追い付く。
「なんか人多いね!」
私は周りを見ながら言う。
「うん。人気なんだね」
瑠夏も周りを見ながら言った。
「こちらになります。」
店員が席を示したので座る。
「ごゆっくりどうぞ」
そう言って店員は去っていく。
「前来たときはこんなに人いなかったのになぁ。」
瑠夏が悩んでる。
「じゃあ、有名になったんだよ♪」
私はメニューを開きながら言う。
「何にする?」
そう言いながら瑠夏がおすすめを教えてくれた。
「パスタが美味しくて、ケーキは食べてみ!」
だって♪
んー…
何にしよう?
「ヨシッ!決まった♪」
私は瑠夏に言った。
瑠夏はもう、決まっているらしい。
「何にした?」
瑠夏が水を飲みながら言う。
「たらこパスタで、ドリンクはミルクティーで、デザートはチーズケーキ♪」
「ぉお!いいね♪」
瑠夏がテンション上がりがちに言う。