お隣注意報
二度目の
大学が終わって帰っていると。
「わ。」
「うおっ!」
「あははっもう少し可愛い悲鳴出せないの?」
「人間って普通ならこんなもんですよ。」
「逆だと思うなー。」
…それはつまり私が普通じゃないといいたいのね?
「あれ?口元どうしました?…てか今朝の女の人は…」
「ん?なんか彼氏いたんだって。殴られちゃった。」
「だっ大丈夫ですか!?」
そこまで傷はひどくないものの、長原さんのキレイな顔に…許すまじ!!
「そこまで心配しなくていいよ。」
「でも長原さん悪くないのに…」
女の人たちが勝手に寄ってきて勝手にルールつくって…勝手に自分達のいいように…。
つーか恋人いるくせに遊んでんのかよ!
いいですね余裕の人は!
羨ましい限りですよほんとーに!
「知ってるんだ?オレのこと。」
「…噂には聞いてます。」
「そっか。気にしなくていいから。ま、本当の事だけど。」
「…なんでそんなことしてるんですか?」
なに聞いてんだ私。
今気にすんな宣言されたばっかだろが。
「…なんでだろ。いつの間にかそうなってたってゆーか…なんかいつの間にか決まってたってゆーか…ま、いっぺんにワーワー来られるより一人一人の方が楽だけど。」
そりゃそうですよね!
どこのハーレムだお主。