お隣注意報
気持ち 詩蓮side
工藤さんの第一印象は変な人だった。
インターホンがなったからドアを出る。
ごちん。
…今、ぶつかったの?
そこには見覚えのない女がいた。
…だれ?
うちに何の用?
「大丈夫?」
一応痛そうにしといたから謝っといた。
ふーん、隣に引っ越し…。
うるさくなりそうだな。
あいさつと一緒に渡されたコンビニの袋
なんでコンビニ?
意味わかんない…こんな人いるんだ。
最初は、興味も示さなかった。
一応名乗ってドアを閉める。
がさ、と袋のなかを見たオレは
「ぶっ!!」
ふいた。
あの女わざと?
もしかして誘ってる?
中にはいろ●すとコン●ームの奇妙な組み合わせが入っていた。
なんでいろ●す?
うち水道あるし、水なんて買うほどのものでもないよね?
いや、そっちじゃない。
初対面にこんなもの渡す?
どうすればいいんだろう。
ありえない、オレは隣のあの人には興味を持ち始めていた。