お隣注意報
!注意報 Lv.3


「っ…」

「……なんであんなに仲良くなってるの。」

「…え…?」

「今日会ったばっかなのに…。」

「長原さん…?」

「好きだよ工藤さん。」

揺らいだ長原さんの瞳と、間近で香る酒の匂いに吸い込まれそう。

ちゅっ、と唇が触れる。

「どうしたらオレのこと好きになる?」

そんなこと言われても。

てか、あの二人がトイレから戻ってきたら大変だ!

「長原さんっまず離れよう?!」

「やだ。」

やだって!!可愛いな!って違う!

「あースッキリした。」

「!!!」

もどって来た!?

「おぉお!?なにしてんの二人で!」

「あーっだめだよ侑ちゃん!詩蓮はオレのだからな!」

あんたたち出来てるの?

「さっさとやることしちまえよ!」

「うん…」

止めろよ!

長原さんもなに返事してんの!!

どこまで酔ったら気がすむのさ!

「詩蓮から離れろ!このシャッカーめ!!」

なぜ私仮面ライダーのザコキャラ?

は置いといて、この二人のお陰でなんとか助かった。

この三人のなかで一番危ないのは長原さんだ。
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