お隣注意報

「私、どっちとも付き合ってなんかないですけど…」

「はぁ？とぼけないでよ。昨日あんたたちが一緒にいるの見たんだから！」

「…昨日は…えっと違くて、遊んでただけで…」

「遊んでた？」

「いえあの！そういう意味じゃなくて小学生とかの遊ぶですよ！ゲーセンいってワイワイしてただけです！」

嘘はいってない！

「詩蓮とのキスも小学生の遊び？」

「っっっっ!!!や、それは長原さんが…」

つか見てたの?!

ストーカーしてたの?!怖!!

「詩蓮があんたなんかに手ぇ出すわけないでしょ？私達だって口にはしたことないわよ。どんなに誘ったって手なんか出してこないあの詩蓮があんたにキスなんてありえないわ。なんか脅しでもしたんじゃないの？」

「ほんっとーに誤解です！」

「今日、アタシ告ったんだけど好きな人出来たって断られたのよね。」

あ、朝の人…

「アタシもそれ言われた。」

あぁっ!!家に来てた巨乳の女!!

「…はっきり言いなさいよ。付き合ってんの？」

「付き合ってないです」

「琉多とも？」

「はい。」

「…ふぅん。皆、行こう。」

……結局なにが言いたかったんだ。

それが私には分からなかった。