お隣注意報
交際スタート
今日は長原さんと帰れなかった。
パーマンたちのせいだ。
「元カノだからって。」
…なに?私、妬いてんの?
だんだんと長原さんの存在が私の中で大きくなっていく。
え、私本気で好きになっちゃったの?
考えれば考えるほど、出てくるのは長原さんの事ばかり。
…本気の恋……。
こんなの初めてだ。
付き合ったことはあるけど、告白されて何気なくOKして。
でも付き合ってるうちにモヤモヤしてきて結局私から別れを告げた。
そっか、私…長原さんのこと好きなんだ。
これが本当の好きってことか…。
顔が熱くなってくるのが分かった。
「ただいまショボーン」
琉多とお揃いになってしまった顔文字クッションを抱き締める。
どーせなら長原さんもキターのクッションとればよかったのになー。
「……長原さん…。」
どうしよう私、重症かも。