お隣注意報
「そうだ、忘れてた。前から聞こうと思ってたんだけどさ…あの」
「詩蓮っおはよぉ~!」
「わっ?!」
姉さんタックル強いですね。
ということで私は見事に吹き飛ばされました。
「遅いよぉ~。ずっと待ってたんだから!!」
この人胸でかっ。
ひゃー。わざとらしく長原さんの腕に押し付けてるー。
…でも長原さん興味なさそう…てか平然としてるし。
今時こういう人いるんだ。草食系?
「大丈夫?工藤さん」
「あ、はい…」
「詩蓮っ誰よこのコー。」
「オレの後輩だよ。」
「ふぅん…どーでもいいわ。行きましょ?」
どっ!!どーでもいいって…
地味にショック。
「じゃあゴメンね、ばいばい」
「あ、はい」
「もぅ浮気しないでよ~」
「はいはい」
私は二人の後ろ姿を眺めるしかなかった。
あれ?浮気って…
今の巨乳のお姉さんは昨日の腕に絡み付いてた女の人じゃないよ。
…こういうの二股っていうんだっけ。
「長原さんって…」
遊んでるようには見えないし…
そういうのに興味なさそうだし。
…なんなんだろう。