恋する家庭教師
嬉しさのあまりに小躍りしている茜のケツを蹴り上げた。
悲鳴を上げて抗議するヤツを無視して部屋を出る。
ムカつく。ムカつく。
…一人だけ幸せそうな顔しやがって…、電話の向こう側の香川先生も絶対に幸せそうな顔をしているんだろうな…。
そう思うと、余計にムカついてくる。
一階のリビングに降りて、冷蔵庫から烏龍茶をコップについで飲んでいると、階段辺りからバタバタと音を立てて茜が降りてきた。
「茜!? もっと、静かに歩きなさいよ!」
母さんは驚きながらも茜を注意する…けど、当の本人はまったく聞いていないようだ。
「葵!! どうしよう…!?」
「? どうしたんだよ?」
「先生から、さっき…葵のカテキョの神田先生? から…告られたって…」
悲鳴を上げて抗議するヤツを無視して部屋を出る。
ムカつく。ムカつく。
…一人だけ幸せそうな顔しやがって…、電話の向こう側の香川先生も絶対に幸せそうな顔をしているんだろうな…。
そう思うと、余計にムカついてくる。
一階のリビングに降りて、冷蔵庫から烏龍茶をコップについで飲んでいると、階段辺りからバタバタと音を立てて茜が降りてきた。
「茜!? もっと、静かに歩きなさいよ!」
母さんは驚きながらも茜を注意する…けど、当の本人はまったく聞いていないようだ。
「葵!! どうしよう…!?」
「? どうしたんだよ?」
「先生から、さっき…葵のカテキョの神田先生? から…告られたって…」