恋する家庭教師
「あの…? も、しかして私…」
「間違えちゃったみたいね。あと、もしかしたら…この子を女の子だと思った?」
何だか、頭が痛い…。無性に頭痛がする。
背筋に大量の汗が流れるのが分るよ。
お母さんの言葉に恐る恐るコクリと頷く。
すると、目の前の美少女ちゃん…でわなく、美少年君はますます、不機嫌そうに私を睨む。
あぅう…。
「ご、ごめんなさい…」
頬がすごく熱い…。きっと私の顔は真っ赤だ。