笑う門にはオレ様がきた!!
その瞬間ーーー
「これはオレのだ。」
って言うと、あっと言う間に私は
師匠の腕の中に収まっていた。
「へぇ…、
和さんが特定の子に
執着するなんて珍しいですね。
ますます、次のコンペ
負けたくなくなりました。」
どこまでも
強気の態度を崩さずに
そう言ってニヤリと笑うと
須磨さんは行ってしまった。
なのに私は
まだ、師匠に抱きしめられたままで…。
師匠……ち、近いですよ。
とも言えず
ただ黙ってそのまま師匠の胸に顔を埋める。
師匠の香りを私の鼻がインプットする。
漸く
「わりぃ……」
と言って師匠の胸から解放される私。
けれど
私の鼻には男の人にしては
甘めの師匠の香りが
ハッキリとインプットされたままだ。
「これはオレのだ。」
って言うと、あっと言う間に私は
師匠の腕の中に収まっていた。
「へぇ…、
和さんが特定の子に
執着するなんて珍しいですね。
ますます、次のコンペ
負けたくなくなりました。」
どこまでも
強気の態度を崩さずに
そう言ってニヤリと笑うと
須磨さんは行ってしまった。
なのに私は
まだ、師匠に抱きしめられたままで…。
師匠……ち、近いですよ。
とも言えず
ただ黙ってそのまま師匠の胸に顔を埋める。
師匠の香りを私の鼻がインプットする。
漸く
「わりぃ……」
と言って師匠の胸から解放される私。
けれど
私の鼻には男の人にしては
甘めの師匠の香りが
ハッキリとインプットされたままだ。