下僕彼女
もともと人見知りで、人と関わるのが苦手。



そんなやつが話しかけるなんて不可能に近い。



それに、私は地味だ。



胸くらいまである黒髪を一つに結び、眼鏡をかけている。


制服も着崩しせず、校則通り着ている。



そんな地味子に話す人なんかいるはずがない。


「…明日こそは」


毎日この言葉の繰り返し。


結果なんかわかりきっているのに、諦めきれない私。



絶対、明日こそは話す!


そう決意した私は教室を出た。





< 2 / 12 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop