【BL】お前、マジで?

その言葉で飛び起きる。

回りには制服を着た千歳と、8時前を差す時計。

「!!!!」

「よーやく起きた?」

「やっべ!!!遅刻!!!千歳!!!」

「なんでもいーからとっとと着替えてよ。俺、入学早々遅刻とかごめんだから」

バタバタと着替え始める俺。
が…。

ヤバイ!!!!!!
あの夢なせいで俺のマグナム君が…。

こんなとこ千歳に見られたら終わる。
いや、終わるどころじゃねーよ!

ど、どーする。俺!!!!

「?彰、どーしたの?早く着替えて行こーよ」

「あ、え、えーと。あ!!!俺、今日熱あるんだった!!!だから、千歳!1人で行ってくんね?!な!そーしよ!」

「は?意味わかんないんだけど?」

うっやっぱ苦しいか、この言い訳。

「彰?本当にどーしたの?さっきから様子が変だけど、やっぱ気分悪い?」

ポンッと肩に手をおかれる。

「あっ…!」

ドキッとして思わず声が出てしまった。

「?!あ、彰?」

や、やば。

「な、何でもない!」
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