夜猫
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『………ふぅ…』
一通り泣いてすっきりした私は、何時の間にか風生の足の間に座らされていた。
「なぁ、赤毛と目って地?」
空祐が私に聞いて来て、少し胸がいたんだ。
『地だよ。生まれて来た時からコレ』
自分の髪の毛をくりくりして遊んでいると、楼愛が鋭い目を向けてくる。
「奇遇だな!俺等も全員地何だぜ?」
空祐は、自分の水色の綺麗な髪を引っ張って主張する。
『…なんか、空祐に合った髪色だね』
私が少しぽけっと言うと、遊優が爆笑していた。
「わ、笑うなよ!」
「いや、なんか、顔にやけててきもいなぁって……腹いた…」
「遊優うぅぅぅう‼」
……面白い。
見ていて飽きないとはこう言う事かな。