叶わない約束~forever~
「星弥?」


きっと顔真っ赤…


顔見られたくない…

「わりぃ」

星弥の温もりが
消えた

ドキドキする


いや~

まさかねっ


「鈴羅…俺に話しかけてくれたのは俺が零弥に似ていたから?」

そんなこと考えてたの?

「違う!星弥が…星弥の目が…目に輝きがない…。零弥と同じ…星弥まで失いたくない」


「大丈夫」

見逃さないよ
うちは


一瞬遠くを見たの
一瞬寂しそうな顔したの
一瞬……
泣きそうになったのを…


「そんな顔で大丈夫なんて言わないで。話せるようになったらでいいから」


笑顔で手を振って

その日は
別れた
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