闇桜-secret love-
第2章
晴陽side
昔から、京華は強かった。
体はもちろん、精神も。
そういやさ、
俺らが小6のとき。
中学生に絡まれたよな。
確か俺泣いてばっかだった。
『怖いよ!京華助けてっ!』
って京華の後ろに隠れたよね。
『晴陽!あたしに任せて!』
ってなんとも頼もしい一言。
京華は、俺より男らしかった。
そんな京華が大好きだった。
なのに中学生になったころ。