どうぶつ童話集。
ほたるはお空を見上げて飛び立ちました。
「ボクと同じ光に会いに行こう、きっと、たくさんお友達ができる」
ほたるは顔を赤く染めて笑います。
どれだけ川を上ったでしょう。
どれだけ高く、高く、飛んでも、たくさんあるひかりの1つにも会えません。
ほたるは近くの草で羽を休めてお空を見上げます。
「どうしてみんなの所に行けないのカナ?」
ほたるは悲しくなって俯きます。
すると、
川の中で
ほわり、、、
と何かがひかりました。