どうぶつ童話集。
 
夜になると


空にはやっぱり金色に輝くうさぎがいました。


「金色のうさぎさん、今日は声を聞かせてくれる?」


でもやっぱり金色のうさぎは答えてくれません。



うさぎは悲しくて、悲しくて、涙を流しました。



「どうして?ボクはキミとお話したいだけなのに…キミがとってもキレイだから、仲良くなりたいだけなのに…」


うさぎは泣いて、泣いて、泣き続けて……。


とうとう朝になってしまいました。


 
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