どうぶつ童話集。
 


「ボクの宝物、あった?」


海の上に顔を出すと、カモメが目をキラキラさせてやってきました。



いるかは申し訳なさそうに「ごめんね」とつぶやきます。


「途中で息が続かなくって…海の底まで行けなかったんだ…」


「なんで?だっているかさんは海の生き物でしょ?どうしてそんなイジワルするの!?」


カモメは怒ってバサバサと飛んで行ってしまいました。


 
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