無茶で最高なおバカ達☆
さっきの男の人すんごいイケメンだったな。
まぁ、あれ以上のイケメンを私は知ってるけど…
「あーかーりー」
ふわりとした甘い香りと共に聞き覚えのある男の声が左からした
「お前どこ行くんだよ
理事長室はコッチだぞー」
そー片手をあげて私を呼ぶそいつは
藤井 皐月 (フジイ サツキ)
この学校の理事長であり、元、桜龍8代目総長
「皐月…てめぇさっきのメールなんだ。
“ばか”だと?
ふざけてんじゃねぇぞ
お前しめんぞ?」
皐月は、目をオロオロと泳がせる
「…あ、朱莉さん。
美味しいお菓子とお茶あるんで…
理事長室で一緒にどうでしょうか?」
…お菓子。
「いこう」
うまいものには勝てない。
「(ッホ)」
「あ、ホッとしたろ
後で覚えてろ」
「っ!!!
…悪かった。」
皐月は体を90度に曲げて謝る。
まぁ…許してやろう。