*好き*


次の日


「ねー悠里、この前、言ってた、無愛想だけどイケメンの先輩の名前ってなんだっけ?」



「あれ?アンタ、林先輩じゃなかったの?興味あった人」



「もー、どーでもよくなった(笑)」


「あっそう?、あの先輩は、"真田隼人"先輩だよ?剣道部の主将だよ」




「そうなんだ~…」



「え?可憐、あの先輩好きなの?」



「ううん。ちょっと、気になっただけ」


「でも、あの先輩、彼女作らないらしいよ。受験に専念したいんだって」




「へぇーι、真面目なんだね」


「だから、可憐、あの人は無理かも、あ、噂をすれば」


「え?」


悠里の視線の先を見ると、真田先輩が廊下にいた。




「でも、前はあんなに、林先輩、林先輩って言ってたのに…なんかあったの?」



「えっと…」



アタシは、昨日のことを全て話した。
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