セイクリッド
「悪いけどマリア…少しこの部屋で待っててくれる?俺達は食べ物を調達してくるよ」
「え?…私は待ってるだけでいいの?」
「うん。留守を頼みたいんだ」
「わかった。気をつけて行ってきてね」
宿で寛(くつろ)ぐ暇もなく、ふたりは外へ出て行ってしまった。
私は心の中でこっそりとだけど――…
神様も食事をするんだなぁって、ちょっと失礼なことを考えていた。
「…それにしても…早く戻ってこないかなぁ」
ひとりは心細いよ。
「え?…私は待ってるだけでいいの?」
「うん。留守を頼みたいんだ」
「わかった。気をつけて行ってきてね」
宿で寛(くつろ)ぐ暇もなく、ふたりは外へ出て行ってしまった。
私は心の中でこっそりとだけど――…
神様も食事をするんだなぁって、ちょっと失礼なことを考えていた。
「…それにしても…早く戻ってこないかなぁ」
ひとりは心細いよ。