セイクリッド
狭い町を出ると、長い長い道がひろがっていた。


その道を、どこまでも歩いていく。



私は、帰る道をみつけるためにだけど、ふたりはなんで旅をしているんだろう?


後で聞いたら教えてくれるのかな?




景色を眺めながら、私はいろいろなことを考えていた。



興味を引かれる世界のことばかり。
ふたりのことばかり。


自分のこれからのことなんか…ほとんど忘れて。



今のことしか、考えていなかった。


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