セイクリッド
ミコトに、シグレがいたように。
私に大介がいたみたいに。
太陽の神様のそばにも、きっと誰か愛しんでくれる人がいるはず。
だから、出来たらミコトにそんな顔をして欲しくない。
だって、ミコトが笑ってくれると、私はすごく嬉しくなる。
すごく安心して、暖かい気持ちになる。
ひとりじゃない…気になれる。
「マリアって……」
「なに?」
「暖かい人…だね。人間はみな、そうなの?」
私に大介がいたみたいに。
太陽の神様のそばにも、きっと誰か愛しんでくれる人がいるはず。
だから、出来たらミコトにそんな顔をして欲しくない。
だって、ミコトが笑ってくれると、私はすごく嬉しくなる。
すごく安心して、暖かい気持ちになる。
ひとりじゃない…気になれる。
「マリアって……」
「なに?」
「暖かい人…だね。人間はみな、そうなの?」