セイクリッド
「いつ…だろう?2ヶ月前ぐらいかな?……え、大介は?」

「俺は全然」っと、首を横に降る大介は、


「施設長が、入院したらしい」と続けた。



実を言うと、大介もホームに1年ほど通っていたことがある。

13歳のころ、私達は家族だった。



大介の‘巣立ち’以来会ってなかったのに、高校の入学式で再会出来たのは、本当に運命だったと思う。



「だ、誰にきいたの?」

「さっき職員室に用事でいったら、先生達が噂してた」

「……私、全然知らなかった」




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