セイクリッド
「あれは、絶対にホームの裏から…山の神社に続いてる道だと思う……ううん。絶対そう」

「……」

「だって、歩いた記憶ないのに、夢にみるって変じゃない?あそこを歩くのは禁止されてたから、私達は歩いたりしないでしょ?」

「……」

「けど、あれは絶対そう」

「……」

「それとも、私の考えすぎかな…」




そういって黙り込んだ私に、「あのさ」っと、大介が言う。



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