セイクリッド
「何?」

「そんなに気になるなら、いってみりゃいんじゃねぇか?」

「……え?」

「ホームの裏だよ。気になるんだろ?いってみりゃいい話じゃんか」

「……」

「お前、変な夢っていうけどさ…こうも考えられねぇ?」



頬杖をついたまま、首を傾げる。



「その本渡したのって…海原さんが昔に思ったとおり…マリアの親かもしれねぇじゃん」

「……」

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