セイクリッド
心の中で、こっそり大介に感謝しながら……また道を進む……


そして、


「階段だ」

「神社…か?」


薄暗い視界の中に、細くて長い…階段が見えてきた。


木々が生い茂っていて、かなり怪しい雰囲気が漂っている。


正直、最初の目的っていうのは、お互い消えていたように思う。




階段を上がりだしたのは、合図も会話もなかったのに、ほとんど同時だった。


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