本当のキミ〜君から見えるキミ〜


あれから半年……


彼と私は急速に親しくなった。



親しくなったと言っても、あの初めて会話したあの場所で話す機会が多くなっただけだけれど。



それでも、私は彼を"悠哉"と呼び、彼も私のことを"由紀乃"と呼ぶようになった。



そして、私は悠哉を



好きになった……。



太陽のような笑顔が好き。


そして、その笑顔の裏に隠している哀しみから守ってあげたい。



親しくなっても、彼はその哀しみのことを一度も話してはくれない。



私は、悠哉を支えてあげたいのに……。




今日も彼は空を見つめる…




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