ヒミツ。


「美海、居るか?」

コンコン と部屋のノックが鳴り響く。



ドアを開けると、お祖父様が立っていた。


「お祖父様、どうしましたか?
もう遅いですから、寝た方がよいのでは…」


いくら元気とはいえ、お祖父様は病気なのだ。

私がちゃんと世話をしないと。
< 22 / 31 >

この作品をシェア

pagetop