愛し愛されて。
―翌朝―
「お母さん、今日優ちゃんとデート行ってくるね。」
みんなで朝食中だ。
お父さんは出張。
「あらそうなの。気をつけていってらっしゃいね。」
「うん!あ、今日はここまで迎えにきてくれるの。」
「え?そうなの?優也くん優しいんだね。」
まあ、
優ちゃんだし。
「あ、もうこんな時間!着替えてくるね。」
時計を見ると
八時まえ。
「じゃあ私はアイロン温めておうわ。」
「うん。ありがとう!」
ガチャッ。
「よし!これでいいよね。」
私は薄いピンクの薄い半袖ニットにお姉ちゃんのワンピースを合わせた。
薄い薄い重なってる。 ←
「お姉ちゃーん、髪の毛お願い!」
「まかせといて。」
ブオオーン
シューー
いろんな音がした。
「よし!こんな感じでいいかな。」
髪をサイドの高い位置で結び
逆毛を立ててふわっとした
お団子になった。
「わぁ~お姉ちゃんさすが!ありがとぉ。」
「はいはい。奈々可愛いわね。さすが私の妹。あとはメイクね。」
私はいつもしないメイクを
少しやってもらった。
「わあ目大きくなった!お姉ちゃんこれで大丈夫?」
全身をチェックした。
「うん!バッチリよ。」