愛し愛されて。
「優ちゃんまだかなぁ。」
もう八時半になりそうだ。
「もう、落ち着かないわねぇ。」
「だってぇ~」
ピンポーン♪
「はーい。」
「あ、おはようございます。奈々さんを迎えにきました。」
「あらやだ。そんなにかしこまらなくていいのよ。今、呼んでくるわね。」
―二階―
「優也くんきたんじゃない?」
「うん。じゃあ行ってくるね!」
「楽しんでくるのよ!」
ダダダダダダダダダ
「あ、優ちゃん!」
「…はよ奈々。」
「おはよ。」
「呼びにくる前に来ちゃったのね。」
「あはは。お母さんごめん。じゃあ行ってきます!」
「いってらっしゃい。優也くん奈々をよろしくね。」
私たちは家をでた。