愛し愛されて。
「行くか。」
「うん!」
優ちゃんの私服
カッコいいな。
シンプルでモノトーンだけど
ちょっとラフな感じで。
身長が高い優ちゃんに
すごく似合ってる。
「なに見てんだよ。」
あ、しまった。
つい。
「ご、ごめん、つい。かっこよくて…」
ガン見してたよね。
「…」
「ゆ、優ちゃん?」
「いや、何でもない。電車きたぞ。早く乗ろうぜ。」
話そらされた?
「うん!」
ガタンゴトンガタンゴトン
「ねーねー!遊園地ついたら何乗る?」
「お前はしゃぎすぎだよ。」
私を見て笑っている。
「だって楽しみなんだもん!優ちゃんと行けるし。」
遊園地久々だしね。
「ったく。なーな?」
「ん?」
ちゅ
振り向いたと同時に
キスされた。
「なななな///こんなところで。」
ここ電車の中だよ?
まあ人はあまり
いなかったからいいけど。
「電車だろーが関係ねぇよ。」
関係あります!
「だ、誰か見てたらどうすんの?!」
「見せつけりゃいいだろ?」
ゆ、優ちゃんの神経
すごいわ。
私だったら恥ずかしくて。
「えー。」
あ、そうだ。
仕返ししちゃお。
ちゅ。
私は優ちゃんのほっぺに
キスをした。
「…え?」
やった。
戸惑ってる。
「お返しだよ。」
「奈々。」
ちゅー。
「?!」
優ちゃんが何度も何度も
キスをしてきた。
角度を変え何度も。
「…ん//…ゆ、優ちゃん!//」
「あ?なに?」
なにじゃないよ。
「なななんでこんなとこで!」
「え?奈々がキスしてきたから。キスしたいのかなーって思って。」
優ちゃんがにやけている。
「もう!優ちゃーん!」
「ぷっ。奈々ウケる。」
そうしてる間に
遊園地についた。