愛し愛されて。
「おーい、優ちゃん生きてますかー?」
固まってるし。
「…な、なんとか…。」
あ、喋った。
「ごめんごめん。もう乗らないから安心して。」
「い、ぃや、奈々のためなら!」
いやいや
無理してるのバレバレだから。
「大丈夫だよ!気い使わなくても。あ、なんかお腹すかない?」
時間は12:22をさしていた。
「…あー、すいたな。昼飯にしようか。」
「うん!」
私たちは屋台の
ホットドックを買い
ベンチに座った。
「…ぅ…」
「え?だ、大丈夫?あ、ジェットコースターのせいか。私飲み物買ってくるね。」
「ああ、頼む。」
ごめんね。
私のせいで。
んーと自販機自販機。
あ、あった。
「えーっと炭酸がいいよね。よし、コーラにしよ。」
ガジャン。
早く持っていかなきゃ。
「ねぇ君可愛いねぇ。俺らと一緒に遊ばない?」
そこにはチャラい男が
三人いた。
「すみません。急いでるので。」
優ちゃん気持ち悪いのに。
「えーいいじゃん!ちょっとだけだし。」
うるさいなぁ。
「ね?遊ばない?」
2人の中の1人の男が
肩をまわしてきた。
「や、やめて下さい!」
私に触らないでよ。
「君可愛いから何でもしちゃうんだけどなぁ~」
男が私の太ももを
触ってきた。
「きゃ!や、やめて下さい。本当に急いでるんです。」
ゆ、優ちゃん!
助けてよ。
「ほら、行こ!」
男に腕をつかまれた。
「い、いや「てめぇらなに人の女触ってんだよ。あ?」
優ちゃん!
ってかなり怖いですけど。
「すすすみませんでしたー!」
男たちはスタスタと
行ってしまった。