愛し愛されて。



「奈々大丈夫だったか?!」



大丈夫じゃない。

ぎゅ

私から優ちゃんにくっついた。



「…こ、…怖かったよぉ…」



涙がでてきた。
優ちゃんが助けてくれなかったらどうなっていたんだろう。




「助けるの遅くなって悪かった!」



いや、ちがう。



「ううん。優ちゃんが来てくれて本当嬉しかった。」



私は優ちゃんの胸に
顔をうめた。



「奈々…。やっぱ1人で行かすんじゃなかったな。」



優ちゃんが苦笑いをした。



「え?」



それってどういう…



「今日の奈々いつもとちげーし、なんかいつもより可愛くなってるし。足出してるし。」



「……//」



「とーにーかーく!もうぜってぇ1人で歩かせねぇからな。」



優ちゃんが向きに
なっている。



「もう。優ちゃんたら。」



すっごく嬉しい。
そんなふうに思って
いてくれたんだ。



「奈々…」


「ん?なに?」



ど、どうしたの?!
優ちゃんの顔が険しい。



「き、気持ちわりぃ。」


「え?!あ、そうだったね。はい、コーラ。ほ、ほら。ベンチ座ろ?」


「さんきゅ。」



気持ち悪いなら
横になったほうがいいよね。



「あ、横にもなる?私どくけど。」



私はベンチを立った。

すると手をつかまれ。



「え?」


「いい。いくな。」



ん?
座ってていいの?



「そう?」



私はベンチに座った。

すると



「なっ///優ちゃん!」



優ちゃんが私の太ももに
頭をのせてきた。



「奈々の枕気持ちー。気持ち悪いの吹っ飛びそ。」


「でも恥ずかしいよー!」



こんなのもう
なんかムズムズするし。



「大丈夫だよ。ちょっと寝てもいいか?」


「うん。いいよ。」



優ちゃんが目を閉じた。








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