愛し愛されて。



私はレジに向かった。


「1480円になります。」


「あ、はい。」


私が財布からお金を
だそうとしてたら。


優ちゃんが全額出していた。



「え?」


「俺からのプレゼントっつーことで!」



優ちゃんがニッと笑った。



「え?いいよ。半分だすよ?」



「…たく。…俺にもちょっとはかっこつけさせろよ?」



いきなり耳元で
ボソっと言われた。



「…え…/」



優ちゃんは何もしなくても
カッコいいんだけどな。


買い物が終わり、
外にでた。



「優ちゃん本当にありがとね。明日からさっそくスクバにつけさせていただきます。」


「おう!俺もつける!あれ。中に携帯忘れた。ごめんちょっと取ってくる。ここで待ってて。」


「え?うん。」



ガチャ。

中に入っていった。



「見つかったかなぁ。」



外からだと中が見えない。


しばらくして。


ガチャッ



「あったあった。悪ぃーな。」



「もう!遅いよ。次どうしよっか?」


「わりぃわりぃ。どうすっか。せっかくここまできたし、この通りちょっと歩くか。」



ぎゅ


自然に手を繋いだ。







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