愛し愛されて。
「良かったなー久川!」
「ほんとほんと!朝からテンション下がってたもんなー。」
「さっきまで会いたいとか、優也不足とかめっちゃ言ってたんだよなー?」
はい?
おいあんたら男子どもで
話を進めるな。
「ゃめてよー!そんなこと言ってないよ。」
「俺らは嘘言わねーよ。良かったなー優也!」
ちょっとー(泣)
引かれたらどーしてくれんの!
「…奈々?」
あぁー、優ちゃんが。
「あ、これはその…。」
ぎゅ。
「…ちょー嬉し。奈々愛してる。」
「…優ちゃん!」
愛してる…
初めて…
「「「「ヒューーヒューー!愛してるだってよー?」」」」
「ぅっせー!愛してんだから仕方ねぇだろ!」
優ちゃん…
「優ちゃん?」
「ん?」
「大好き!」
私は優ちゃんに飛びついた。
「わっ!奈々…?」
「奈々だいたーん!」
「ラブラブだねぇ~」
ひやかさないで下さい。
「奈々?屋上いこ?」
「うん!」
「おまえらー!いいかげんにしろ!」
「や、やべ!奈々行くぞ!」
「うん!」