愛し愛されて。
「奈々、愛してる。」
「私も、優ちゃんのこと…愛してる。」
ちゅ。
唇が重なった。
2人の手にはおそろいの
指輪とブレスレットがあった。
「もう離さねぇ。」
私はきつく抱きしめられた。
「一生一緒にいような。」
「うん!」
ちゅ。
触れるだけのキスが
だんだん深くなっていく。
どちらからともなく
キスをした。
「…ん…はぁっ…//」
酸素が足りなくなり
唇を離してくれた。
2人を繋いでいた銀の糸が
名残惜しそうに切れた。
「あれ?今日はおねだりしねぇの?」
「お、おねだり?!」
「あぁ。この前は言ったよな?もっとキスしたいって。な?」
優ちゃんがにやけた。
私そういえば
そんなこと言った。
「あ、あの時は言ったけど…」
「今は?」
「い、今は…えと…」
し、したいけど…
「言わねぇと、キスしてやんねぇぞ?」
ええー!!!
「そ、それだけは嫌!」
「じゃあ言えよ。」
く、くそー!
「も、もっとキスしたい。優ちゃんにもっと触れてたい!」
「よくできました。」
優ちゃんがニッと笑い
頭をなでた。
「…///」
「じゃあ遠慮なく。」
キスはどんどん深くなった。
お互いにお互いを
求め合いながら…
そして、唇が離れた。
「…ははっ」
「…えへへ//」
2人で笑いあい
おでこを合わせた。