愛し愛されて。
[優奈side]
「ただいま~。」
私、娘の優奈です。
15歳になりました。
「あ、優奈おかえり~。」
「おかえり。優奈~!」
「ぐぇっ!」
パパが抱きついてきた。
ったく。私もう15ですけど。
「えー、優奈ばっかりズルい!私もー!」
ママがくっついてきた。
ママの甘えん坊なところは
昔かららしい。
パパが言ってた。
「はいはい。奈々愛してるよ。」
ぎゅーとか始めちゃってるし。
「奈々も早くいい人見つけなさいよ。」
「そうだぞ。」
「はいはい。」
私はリビングをあとにした。
33歳なのにまだ10代に
間違われるような2人。
高校卒業後すぐに結婚した
若いパパとママ。
そしてパパとママの
ラブラブっぷりには
毎日あきれるけど、
なんかいいなって思う。
今私に好きな人はいないけど
いつかパパとママみたいに
なりたいなぁ…なんてね。
「優奈?ご飯できたよ!早くおりてきなさーい。」
「はーい!」
さっきの話本音だったりする
のはパパとママには内緒ね。
パパ、ママ大好き!