悪魔と契約
「グワぁぁぁあぁぁぁ!!あぁぁ!腕がぁぁ!」
腕が…腕が…
飛ばされたのは私だった
「痛い?苦しい?」
満面の笑みで聞いてくる女
殺してやりたいが身体が動かない
「こ……なこと…なら……死に…」
「死にたいって?それは無理よ」
「な………に?」
「貴方の愛おしい彼が貴方に死よりもの屈辱を与えてほしいって言ったもの」
「け……すけ…」
「可哀想ね…貴方は永遠に死ねない。常に痛みが襲い続ける」
「や…け…くん…たす…け…て…」
「可哀想な魂………でも殺意に満ちた貴方の瞳は美しかった…」
「や…」
「自我の欲に溺れし無知な魂…他人傷付け斧がまま…満たし傷付けるゲスな魂…痛みの中で貴方の嘆きを再生してあげる」