逆ハー?いいえ、これはリンチです!
『違うしー。あんなやつまじ知らんしー。ほら美咲ちゃん行こう。また置いて行かれちゃう。』
美咲ちゃんの手を握り、パツキン野郎を置いて前に進んだ。
「……チッ!」
その頃、先程ぶつかった三浦拓真は…。
「おーい、三浦。置いてかれるぞー。」
「うん、今行くー。…さっきの子可愛いな~。面白いし、俺の者にしたい。」
なんて、思われていた事を知らない。
話は戻し、広い広い校舎を一つずつ回るE組御一行様。あっ、私のクラス実はE組なんです。あまり重要じゃないし。
「ここが職員室な。今から入るから、一列に列べ。」
「はーい。」と、なんともどうでもいいって感じの返事をするE組の皆様。先生も結構やる気のない感じだけど、先生がそうなら生徒はそんな奴らが集まりやすいのか?先生の言い付けで、きちんと一列に列んで一人一人「失礼します」と言って職員室に入る。
『失礼します。』
職員室はどこ行ってもよくある風景でした。普通すぎます。
「ちょっと!」
「えっ、あの人先生だよね?」
「かっこよくない?」
前の、そのまた前のまだ前の女子がそう話してるのが耳に入った。
「ねぇ、チサちゃん。あの先生かっこよくない?」
『えっ?』
美咲ちゃんが小声で見えないように指を指す。その指を指してる先に、居ました。本当にイケメン。
座ってるだけでイケメン。顔も整っててイケメン。女子生徒の視線を感じたのか、王子様スマイルをするイケメン。
とにかく見た目は完璧イケメン。
そう見た目はね。
見た目がよくても、性格が悪い奴が居るから。何故か私の後ろに居るパツキン野郎みたいに。
「「キャー!」」
「こっち見てる。」
「私を見てるのよ。」
おうふ…。
女子生徒良かったね。きっと勘違いだよ。なんせ女子と言う生き物は、いいようにしか受け取らない生物ですから。
あっ、私も女子でした。
てへっ☆
女子があの先生に釘付けでなかなか前に進まないが、早くこの場を抜け出したい。でないと、パツキン野郎の舌打ちをくらー…「チッ!」ほらね。まだ二・三時間しか会ってないけど、何か分かってきたから。パツキン野郎の性格。
『ん?』
また視線を感じた。パツキン野郎とは違う視線。感じる方に顔を向けたら、あのイケメン先生だった。
美咲ちゃんの手を握り、パツキン野郎を置いて前に進んだ。
「……チッ!」
その頃、先程ぶつかった三浦拓真は…。
「おーい、三浦。置いてかれるぞー。」
「うん、今行くー。…さっきの子可愛いな~。面白いし、俺の者にしたい。」
なんて、思われていた事を知らない。
話は戻し、広い広い校舎を一つずつ回るE組御一行様。あっ、私のクラス実はE組なんです。あまり重要じゃないし。
「ここが職員室な。今から入るから、一列に列べ。」
「はーい。」と、なんともどうでもいいって感じの返事をするE組の皆様。先生も結構やる気のない感じだけど、先生がそうなら生徒はそんな奴らが集まりやすいのか?先生の言い付けで、きちんと一列に列んで一人一人「失礼します」と言って職員室に入る。
『失礼します。』
職員室はどこ行ってもよくある風景でした。普通すぎます。
「ちょっと!」
「えっ、あの人先生だよね?」
「かっこよくない?」
前の、そのまた前のまだ前の女子がそう話してるのが耳に入った。
「ねぇ、チサちゃん。あの先生かっこよくない?」
『えっ?』
美咲ちゃんが小声で見えないように指を指す。その指を指してる先に、居ました。本当にイケメン。
座ってるだけでイケメン。顔も整っててイケメン。女子生徒の視線を感じたのか、王子様スマイルをするイケメン。
とにかく見た目は完璧イケメン。
そう見た目はね。
見た目がよくても、性格が悪い奴が居るから。何故か私の後ろに居るパツキン野郎みたいに。
「「キャー!」」
「こっち見てる。」
「私を見てるのよ。」
おうふ…。
女子生徒良かったね。きっと勘違いだよ。なんせ女子と言う生き物は、いいようにしか受け取らない生物ですから。
あっ、私も女子でした。
てへっ☆
女子があの先生に釘付けでなかなか前に進まないが、早くこの場を抜け出したい。でないと、パツキン野郎の舌打ちをくらー…「チッ!」ほらね。まだ二・三時間しか会ってないけど、何か分かってきたから。パツキン野郎の性格。
『ん?』
また視線を感じた。パツキン野郎とは違う視線。感じる方に顔を向けたら、あのイケメン先生だった。