天神学園高等部の奇怪な面々30
「片付けも仕事のうちだから!私がやるよ!」

「仕事って…」

振り向く龍太郎。

「これ…五十嵐工務店への依頼なのか?」

「え、いや…」

口ごもるかなこ。

「私が勝手にやってんだけど…」

「じゃあいいじゃねぇか」

龍太郎は歩き出す。

「タダ働きなんて勿体ねぇ、どうせならバイト代もらえる仕事選べ」

そう言って彼は笑った。

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