天神学園高等部の奇怪な面々30
チャーリーは志摩 遊里が相手でも手加減せぇへんで!いやマジでマジで
「せやねん…せやから俺は、復讐を誓ったってん…」

天神学園渡り廊下。

昼下がり、気温がグングン上昇する中、銀髪(カツラ)、碧眼(カラコン)、関西弁(似非)の暑苦しい格好のお笑い幽霊、チャーリーは仁王立ちしていた。

「ここで俺の相方は…屈辱に塗れながら一人の女に敗北を喫してん…笑い者にされながら、死んでいってん…って死んどるがな!元々死んどるがな!てか笑い者にされながら死ぬて芸人として本望やん!本望やぁあぁああぁんっ!」

一人ノリツッコミしていると、吹奏楽部の部室の窓がガラッと開いて、「うるさいっ!」と怒鳴られた。

「喧しゃいボケぇっ!ここは天下の往来やぞ!発車オーライやでぇっ!」

何だそのツッコミ。

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