天神学園高等部の奇怪な面々30
「!」

チャーリーの鋭敏な『お笑いセンサー』が、仇敵の接近を逸早く察知した。

口に焼きそばパン(大)を咥えたまま、鼻歌混じりで渡り廊下を歩いてきたのは。

「ゆうふぃビファ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!」

パンを咥えたままなので、上手く発音できていない志摩 遊里(しま ゆうり)その人である。

「おぅっ、来よったで!来よりよったで!フライしてファイヤーにインするサマーのインセクトが!」

何でそこ中途半端に英語?

チャーリー渡り廊下の真ん中で腕を組んで通せんぼ。

「お前が志摩 遊里やな?天神学園一の有名人、チャーリー様が、お前に用があって直々に「お花っ子ちゃん学校に来てるかなぁ?「待たんかぁあぁあぁあいっ!」

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