天神学園高等部の奇怪な面々30
ゲンナリした顔で廊下を歩く龍太郎。

夕方とはいえ、夏の日差しはまだまだ衰えない。

完全に日が隠れるのは、午後7時を過ぎてからだろう。

そんな中。

「ん?」

生徒会室前の水飲み場。

龍太郎は筱萠の姿を見つけた。

生徒会長スキャンダル騒ぎの時に知り合った、自称『カエルのお姫様』だ。

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