天神学園高等部の奇怪な面々30
夏休み真っ只中、無人の天神学園ゴミ置き場。
半透明のビニール袋の山の頂点に上半身のみの体で君臨するのは、妖怪・溝出(みぞいだし)。
骨にしてカルシウムの塊、へし折っても砕いてもバラしても甦る、どんだけ牛乳飲んでんだと疑いたくなるような負け犬である。
「てめぇ理事長毎回紹介の仕方凝ってんじゃねぇぞがきやぁあぁあ、遂に天神学園を制覇して、溝出様帝国建国に成功したってぇのによぉおおっ」
(ゴミ置き場のみ)
「余計な但し書きつけんなやゴルァアァアッ、お盆だぜぇ、先祖を敬う日だぜえっ」
それがどうした。
「俺を敬ってへつらって犬のように這い蹲れやボケェェェェッ」
お前みたいな先祖は、ウチの家系図には存在しません。
いたら黒歴史だな。
「そういう事言うなやぁあぁあっ、地味に傷つくからぁあぁっ」
半透明のビニール袋の山の頂点に上半身のみの体で君臨するのは、妖怪・溝出(みぞいだし)。
骨にしてカルシウムの塊、へし折っても砕いてもバラしても甦る、どんだけ牛乳飲んでんだと疑いたくなるような負け犬である。
「てめぇ理事長毎回紹介の仕方凝ってんじゃねぇぞがきやぁあぁあ、遂に天神学園を制覇して、溝出様帝国建国に成功したってぇのによぉおおっ」
(ゴミ置き場のみ)
「余計な但し書きつけんなやゴルァアァアッ、お盆だぜぇ、先祖を敬う日だぜえっ」
それがどうした。
「俺を敬ってへつらって犬のように這い蹲れやボケェェェェッ」
お前みたいな先祖は、ウチの家系図には存在しません。
いたら黒歴史だな。
「そういう事言うなやぁあぁあっ、地味に傷つくからぁあぁっ」