天神学園高等部の奇怪な面々30
それに、だ。

「用務員っ、てっ、てめぇえ…」

溝出の勢いが弱まる。

「見かけによらず残忍だなぁおめええぇっ、俺様に、あの極悪非道な狐面変態男子のとこに戻れってぇのかぁあぁっ」

御存知ドS狐面男子。

愛してやまないのは、わたるんとお兄ちゃんとお姉ちゃんだけ、それ以外は逝ってよしな、『俺がヤンデレだ!』の見本のような人。

「俺様が奴のとこに帰ったら、どんな目に遭わされるか知ってんのかオラァアァッ」

「抉られて…穿られて…摩り下ろされて…削られて…燻されて…縊られて…」

「やめろやぁあぁあっ、鳥肌立つだろうがぁあぁぁっ」

お前肌ねぇじゃん。

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