天神学園高等部の奇怪な面々30
夕城 翡翠、丹下 雛菊にバースデーケーキのおつかい
…盆休みの朝。
目を覚ますと、愛する妻が台所で何かこしらえていた。
翡翠の好きな生クリームの香り。
洋菓子か。
きっと今日の三時の茶の時間にでも、冷たく冷やして饗されるに違いない。
そう思っていたら。
「あ、すー、いい所に起きてきたね」
目覚めの口付けよりも先に。
「これを雛菊さんに届けてあげてくれないかい?ちょっと早いけど…すーと一緒の誕生日だろ?彼女」
そう言って妻はニコリと微笑んだ。
目を覚ますと、愛する妻が台所で何かこしらえていた。
翡翠の好きな生クリームの香り。
洋菓子か。
きっと今日の三時の茶の時間にでも、冷たく冷やして饗されるに違いない。
そう思っていたら。
「あ、すー、いい所に起きてきたね」
目覚めの口付けよりも先に。
「これを雛菊さんに届けてあげてくれないかい?ちょっと早いけど…すーと一緒の誕生日だろ?彼女」
そう言って妻はニコリと微笑んだ。