天神学園高等部の奇怪な面々30
「でも食べるなら、冷蔵庫でよぉく冷やしてから食べた方が美味しいと思うよ、先生♪」

じゃあねと手を振って。

雛菊は走り高跳びの練習へと戻っていく。

「……」

翡翠、大ピンチ。

口下手な彼では、雛菊の一方的勘違いを解く事ができなかった。

このままでは『バースデーケーキは翡翠のもの』という事になってしまい、きちんとケーキを渡せなかったと、帰って奥方に叱られてしまう。

どうする翡翠?

早くしないと、ページ数があんまり残ってないぞっ?

< 73 / 204 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop