letter〜天国のキミへ〜 (「悲しみの桜」続編)
そんなこと俺は分かって
いた。服装だけじゃない
。今日の奈緒姉は美結と
同じように髪を巻き、美
結がいつもつけていた香
水をつけている。
いつも俺は奈緒姉を見て
美結に似ているなぁとい
う風な目で見ていた。今
夜の奈緒姉はいつも以上
に美結に似ていた。
でも今夜の俺は奈緒姉の
こと、美結にそっくりの
姉としてではなく「奈緒
美」というひとりの女と
して見ていた。
だから、何も言わなかっ
たし、言いたくなかった
・・・。
いた。服装だけじゃない
。今日の奈緒姉は美結と
同じように髪を巻き、美
結がいつもつけていた香
水をつけている。
いつも俺は奈緒姉を見て
美結に似ているなぁとい
う風な目で見ていた。今
夜の奈緒姉はいつも以上
に美結に似ていた。
でも今夜の俺は奈緒姉の
こと、美結にそっくりの
姉としてではなく「奈緒
美」というひとりの女と
して見ていた。
だから、何も言わなかっ
たし、言いたくなかった
・・・。